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子どもの権利擁護のための相談体制事業を受託し、子どもの権利擁護体制を充実させるため、県が設置する社会福祉審議会等を活用し、県の実情に合わせた、児童養護施設等に入所する児童の意見表明を受けとめる体制づくりを検討・実践する。

子どもアドボカシーとは、子どもが話したいことを自ら話せるように支援したり、必要な場合には、子どもの依頼または承諾を得て子どもの思いや意見を代わって表明することです。
そして、子どもの側に立って子どもがそうできるように働きかけたり、支援したりする人を子どもアドボケイト(意見表明支援員)といいます。
日本において、子どもアドボカシーの取り組みは始まったばかりです。「子どもアドボカシー基礎講座」は、子どもアドボカシーに対する理解を広め、子どもの意見や願いを届けるための理念を学ぶこと目的とします。
「子どもアドボカシー実践講座」は、「子どもアドボカシー基礎講座」を修了した方が、さらにアドボカシーの実践方法を学び、山口でアドボケイトとして活動できる人材養成を目指します。
開催要項(PDF307KB)
1 共催
(1)子どもアドボカシー基礎講座
子どもアドボカシー学会・山口県・山口県社会福祉士会
(2)子どもアドボカシー実践講座
山口県・山口県社会福祉士会
2 実施方法
(1)子どもアドボカシー基礎講座
○基礎講座全ての講座の受講が必要です。
(講義は、動画視聴、グループでの意見交換、質疑応答が基本になります。)
○毎回の講座終了後、受講レポート提出が必要です。
○3分の1の欠席であれば休んだ時の講座をWEB受講できます。
(欠席の方は、当日の録画を視聴して受講レポートの提出をお願いします)
○全ての講座受講後、修了レポートの提出が必要です。
○修了認定評価ポイント:@子どもの権利を理解しているか。A子どもアドボカシーに関する基礎知識を理解しているか、B出席状況(全ての講座への出席が必要です。動画視聴による補講を含む。)
(2)子どもアドボカシー実践講座
〇実践講座全ての講座の受講が必要です。
○集合形式で実施する。但し、今後の新型コロナウイルス感染症拡大の状況等により、オンライン形式に変更となる場合があります。
3 研修日程及び会場(予定)
※子どもアドボカシー基礎講座は、1日目から5日目までの5日間
※子どもアドボカシー実践講座は、6日目から7日目までの2日間
(1)子どもアドボカシー基礎講座
形式:オンライン
1日目 令和4年10月23日(日)9:30〜15:00
2日目 令和4年10月29日(土)10:00〜15:00
3日目 令和4年11月03日(祝)10:00〜17:15
4日目 令和4年11月05日(土)13:00〜17:15
5日目 令和4年11月20日(日)10:00〜12:00
(2)子どもアドボカシー実践講座
形式:集合形式「山口県セミナーパーク101研修室」
6日目 令和4年12月03日(土)10:30〜16:15
7日目 令和4年12月04日(日)9:30〜15:20
4 受講対象者
(1)子どもアドボカシー基礎講座
山口県内に居住している者で、子どもアドボカシーの基礎を学びたい者
※基礎講座は、原則として意見表明支援員として活動していただける方を養成する講座ですが、子どもと関わるお仕事の方にも学びが多い講座です。
(2)子どもアドボカシー実践講座
子どもアドボカシー学会・山口県・山口県社会福祉士会共催による「令和4年度子どもアドボカシー基礎講座」を修了した方のうち、独立アドボケイトとしての専門的な対応を学びたい方、アドボケイトとして活動したい方
※実践講座終了後、子どもアドボケイトとして活動頂ける場合は、施設、一時保護所等で暮らす子どもたちの声を聴き、子どもの意見表明の支援を通してエンパワメントする役割を担います。
※山口県内で子どもアドボケイトとして活動する場合は、全日程を受講する必要があります。但し、本講座を修了したからといって必ず子どもアドボケイトになり活動できるわけではありません。
※申込多数の場合は、子どもアドボケイトとして活動可能な方を優先します。
5 受講定員
(1)子どもアドボカシー基礎講座
50名
(2)子どもアドボカシー実践講座
20名
6 研修内容
(1)子どもアドボカシー基礎講座
bO 10月23日(日)9:30〜10:00
「オリエンテーション」
01 10月23日(日)10:00〜12:00
「子どもアドボカシーとは(意味・必要性・担い手)」堀正嗣(熊本学園大学)
02 10月23日(日)13:00〜15:00
「子どもの権利条約と子どもの権利」昇慶一(常磐会学園大学)
03 10月29日(土)10:00〜12:00
「子どもの権利の理解(演習)」原京子(子どもアドボカシーセンタNAGOYA)
04 10月29日(土)13:00〜15:00
「子どもの多様性の理解とアドボカシーの必要性」高橋弘恵(NPO法人チャイルドラインあいち)
05 11月3日(祝)10:00〜12:00
「アドボカシーの理念と原則・アドボカシーの4つの理念・アドボカシーの6つの実践原則」堀正嗣
06 11月3日(祝)13:00〜15:00
「当事者・経験者が求めるアドボカシー」滝澤ジェロム(予定)、山本愛夢(予定)
07 11月3日(祝)15:15〜17:15
「訪問アドボカシーとは」奥村仁美(子どもアドボカシーセンタOSAKA)
08 11月5日(土)13:00〜15:00
「個別アドボカシーとは」栄留里美(大分大学)
09 11月5日(土)15:15〜17:15
「障害児・乳幼児のアドボカシー」堀正嗣
10 11月20日(日)10:00〜12:00
「グループ討議・質疑応答・振り返り、修了式」堀正嗣
(2)子どもアドボカシー実践講座
11 12月3日(土)10:30〜10:35
「開会挨拶」
12 12月3日(土)10:35〜11:05
「山口県の子どもの権利擁護に関する変遷と今後について」松村昌弘(山口県こども家庭課児童環境班/主任)
13 12月3日(土)11:05〜12:00
「社会的養護を必要とする当事者の声」児童養護施設等退所者(予定)
14 12月3日(土)13:00〜14:30
「アドボケイトの役割と守秘義務〜社会的養護施設の子どもたちとアドボカシー〜」山口季音氏(至誠館大学現代社会学部現代社会学科/准教授)
15 12月3日(土)14:45〜16:15
「アドボケイトの実際(演習@・出会いの場面、傾聴)」
講師:福田みのり(山陽小野田市立山口東京理科大学/共通教育センター/准教授)
アシスタント:杉山美羽、讃井康一、森永真里子、橋本達哉、梅木幹司(山口県社会福祉士会/子ども権利擁護委員会)
16 12月4日(日)9:30〜11:00
「アドボケイトの実際(演習A・傾聴、意見表明支援)」福田みのり、杉山美羽、讃井康一、森永真里子、橋本達哉、梅木幹司
17 12月4日(日)11:15〜12:45
「アドボカシー葛藤とジレンマ(境界・利用者・多職種との関係性)」福田みのり、杉山美羽、讃井康一、森永真里子、橋本達哉、梅木幹司
18 12月4日(日)13:45〜15:15
「子どもをエンパワメントするためには」福田みのり、杉山美羽、讃井康一、森永真里子、橋本達哉、梅木幹司
19 12月4日(日)15:15〜15:20
「閉会挨拶」
7 受講申込方法
所定の申込フォームにアクセスし、必要事項を入力し、お申し込みをお願いします。
※お預かりした個人情報は、本研修の運営目的以外では使用いたしません。
申し込みフォーム
8 受講申込締切
令和4年10月4日(火)12時まで
9 受講決定の方法及び受講可否の連絡
先着順ではございません。定員を超える申込みがあった場合には、主催側で受講者を決定いたしますので御了承ください。
申込締切後に、受講者の選考を行い、受講可否等の連絡は、申し込みの際に入力いただいたメールアドレス宛に通知します。
10 受講料
無料
※オンライン研修に係る必要な通信機器及び通信環境並びに配布資料の印刷などの費用は自己負担となります。
11 配布資料及びテキスト
(1)配布資料
基礎講座の講義部分の資料は、事前に申込みの際に入力いただいたメールアドレス宛にお送りしますので、各自で印刷などしてお手元にご準備ください。実践講座の資料は、当日、配布いたします。
(2)テキスト
基礎講座及び実践講座では、テキストとして『子どもアドボケイト養成講座』堀正嗣
(著)、明石書店出版を使用します。テキストは、主催者側で準備いたします。
12 受講に関する連絡方法
受講可否、オンライン研修に関するアクセス用URLなどや資料のダウンロードURLなど、本研修に関する連絡は、申し込みの際にご登録いただきましたメールアドレスにメールにて行います。
※child.adv758@gmail.com、yamashashikai@clock.ocn.ne.jpより送信いたします。このメールを受信できるうに、予めメールソフト、スマートフォンなどの設定を行ってください。
13 参加にあたっての留意点
(1)オンライ研修
本研修のオンライン研修は、次の点について、ご確認の上、準備・参加いただきますようお願いいたします。
○オンライン研修の参加には、パソコンの機器と、インターネットに接続できる環境が必要です。また、参加状況の確認を行うため、マイク機能とカメラ機能が有効な機器を各自で準備ください。パソコン以外のタブレットやスマートフォンでの受講は、資料の画面共有など、画面が小さいこと等その他不都合が生じる場合がありますので、認めません。
○オンラインに関わる必要な通信機器及び通信環境の費用は自己負担となります。
○アップデートやインストールなどを起因とする通信機器のトラブルなどは、保証しかねますので自己責任のもとご使用・ご参加ください。
(2)実践講座の開催にあたって
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、以下に留意し開催させていただきますので、参加者の皆さまにおかれましても、ご理解とご協力をお願いいたします。
なお、今後の新型コロナウイルス感染症拡大の状況等により、オンライン研修にする場合がございますので、予めご了承ください。変更となった場合は、お申し込みの際にご登録いただきましたメールでお知らせしますので、各自、参加前に必ず確認するようお願いいたします。
@十分な換気を行っております。ご自身の服装などで暑さ寒さの調節をお願いいたします。
A三密を回避する着席をお願いいたします。
B会場出入りの都度、アルコール手指消毒剤で、手指の消毒をお願いいたします
C必ずマスクの着用をお願いいたします。
D所定の「健康チェック表」にご記入・ご署名の上、受付で提出をお願いいたします。
E発熱や咳など、少しでも感染を疑う症状が出た場合には、参加の見合わせをお願いいたします。
健康チェック表(PDF489KB)
14 問い合わせ先
一般社団法人 山口県社会福祉士会
担当:吉村
【住所】 〒753-0072 山口市大手町9−6
【TEL】 083-928-6644
【FAX】 083-922-9915
【メール】yamashashikai@clock.ocn.ne.jp